最新研究について その3

夜の夢などの自発的イメージの発生頻度と鮮明度が大幅に低いことを報告しています。これらのデータは、感覚的視覚要素を含むあらゆる認知機能が無感覚の個人では減少する可能性が高いことを示唆しており、複雑なイベントとシーンの感覚シミュレーションにおけるこの一般化された減少は、無感覚症で最も印象的です。

Scientific Reports』2020年6月22日付 google翻訳のまま

この発表以前から、アファンタジアについて調べていると「夢をまったく見ない」、「殆ど見ない」、「見るがモノクロ」、「見るが不鮮明」などの報告が見られました。私の場合、夢はカラーで見ていると思います。頻度はそれほど多くありませんが、ちょうど今朝も見ました。これが非常に興味深いものだったので、ここで紹介させていただきます。
『他人の夢の話ほど退屈でクソつまらないものはない』と言われます。私もそう思います。しかし今朝の夢はアファンタジアについて考える上で、何か意味があるような気がしてならないので、辛抱してお付き合いいただけましたら幸いです。

夢を見る夢を見るような

とは言え、なんといっても夢なので、内容をはっきりとは憶えておりません。
ただ、「自分がアファンタジアではなくなった夢」を見たのです。 

日課の瞑想をしている。
目を閉じて呼吸に集中していると、頭の中に風景が浮かんでいることに気がつく。
海外の田舎町にカラフルな気球が飛んでいる、ちょうど視力検査の際に使われる画像のような風景だ。
そこで自分がアファンタジアであることを思い出す。
アファンタジアである自分は、イメージが浮かんだとしてもそれを固定して観察することはできないはず。
なのに、完全に固定して景色を観察できている。
「ここ最近、ブログを始めるにあたってアファンタジアのことばかり考えていて、頭の中でイメージを浮かべる訓練をしていたからできるようになったのかもしれない!」と驚くと同時に、「あっ・・、せっかく苦労してブログ作ったのにアファンタジアではなくなってしまった。どうしよう・・。」

と、思ったあたりで目が覚めました。この夢の中の自分は、しっかりとイメージを映像化できていました。その感覚は今も確かに私の頭の中に残っています。ただ、今、目を閉じてもその気球の映像を思い浮かべることはできません。

真相は・・・

ここまで書いていて思ったのですが、これは『明晰夢』の類だったのかもしれません。

これは、脳内において思考・意識・長期記憶などに関わる前頭葉等が、海馬などと連携し、覚醒時に入力された情報を整理する前段階(夢)において、前頭葉が半覚醒状態の為に起こると考えられ、明晰夢の内容は見ている本人がある程度コントロールしたり、悪夢を自分の望む内容(厳密に言えば無意識的な夢と意識的な想像の中間的な状態)に変えたり、思い通りの事を(実現可能な範囲内で)覚醒時に体験したりすることが可能である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』明晰夢

書き始める前は、「もしかすると、アファンタジアにもイメージする機能は備わっているのかもしれない。しかし、なんらかの理由で覚醒時はその機能を使用しておらず、なんらかの条件が整えば発動させて利用することも可能なのかもしれない。信じるか信じないかはあなた次第です!」的な締め方をするつもりだったのですが、やはりアファンタジアだからなのか、イメージどおりにはいかないものです。

それでも、私は確かに見たのです。信じるか信じないかはあなた、そして私次第です。

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